貧乏東北旅行「やっぱりケツは痛かった!」

ほとんどテキストなので、ご容赦を・・

リベンジだ! 北海道観光をするための旅行だったわけではない。
東北本線特急の最後の勇士をフィルムに焼き付けるために出かけたのに結局、それはことごとく失敗に終わってしまった。
「峠の釜飯」で有名な碓井峠の廃線時に、やはり今回と同じように撮影に出かけたのだが、撮影場所直前(東京駅)で急にやる気を失い帰ってきたことがあって、その時は非常に後悔した。
同じ過ちを繰り返さないために、チャンスがある限り、再度出かけるのは当然であった。
しかし、北海道旅行でかなりの予算を使ってしまったため、使える予算はわずかであった。
最小の予算で、最大の効果を挙げるため、安い切符を探すべく時刻表を穴があくほど眺めた。
その結果、すばらしい切符を発見した。
「鉄道の日記念切符」と言うものがあり、これを使うとJR線の普通列車に限り3日間乗り放題というものがあった。
しかもこの期間内に、今は臨時列車でしか走らない583系という型の列車も青森方面に走るようだ。
この切符を利用して、東北圏内で583系を含む東北特急を迎え撮ってやろう。
と、思ったが、時は10月。583系が東北本線内を走る時、まだ暗いと思われる。
こんな中での撮影となると、また前回の二の舞で、動体ブレを起こして見るに耐えない写真になってしまう可能性が高い。
そう判断したおのやんは、終着青森で583系、その他を迎え撮ることに決めた。
構図がワンパターンになりがちな駅撮りであるが、今回は奇を狙ったアングルより、しっかりと撮影することが重要である。
こう判断したので、急遽、目的地を本州最北端の青森に変更した。
さて、1日でたどり着けるかどうかである。
東京までは、当然夜行のムーンライトながらを利用することにした。
日付が変わる安城までの切符を別途購入する必要はあるが、最も安く上京することができる。
問題は東京以北であるが、時刻表を調べてみた。
なるべく座って行くために始発電車に乗れるよう調べていく。
結果、青森着23時30分ごろではあるが、全て始発乗り継ぎのダイヤを組み立てることができた。
「よしよし、ふふ〜ん(^^)」と思いながら、ある乗り継ぎを特集したHPを見ていると別の乗り継ぎ方法があった。
そこのHPは普通列車でどこまで乗り継げるかを紹介していて、その気になれば、青函トンネル部分だけ特急を使わねばならないものの、
一日で北海道まで行くことが出来るということである(平成14年12月まで)。
このダイヤで行くと、青森に午後8時位に到着することが出来る。
午後8時位に青森に着けば、青森のうまい食い物が食える時間ができる。
そう思ったおのやんは、早速、そのHPに載っていた方法で行こうと、時刻表を眺めた。
最初の東京乗り換えでいきなりビビッた。
常磐線に乗るため、上野まで山手線を使うのであるが、東京での乗り継ぎが7分しか無いのだ。
東京に「定時」に到着すれば、7分で余裕で乗り換えが出来る。しかし、2、3分の遅れでアウトである。
経験から言って定時に到着するというのはあまり期待できない。さんざん迷ったが、青森での食事に期待して、東京7分乗り継ぎの、際どい乗り継ぎ方法で行くことにする。
ちなみに、こちらのルートでは、それぞれの乗り換えが結構綱渡りで、下手をするとエサ無しで東京〜青森を行く羽目になってしまう。しかも途中で列車が遅れたらアウトだ。
東京到着時に決めることにしよう。