納車日当日
- 2008/12/31 10:00
平成20年12月××日。
おのやん家一同は、愛知県小牧陸運事務所に向かっていた。
待ちに待っていたキャブコンバージョンのキャンピングカー、アミティが納車されるのだ。
お世話になっていた代車のラルゴとも今日でオサラバだ。このラルゴは、借りてから程なくしてバッテリーが上がってしまい、不動期間が長かった。
納車が近づいたので、バッテリーを購入し自分で取り付けたのだが、ネジを落とし取り出すのに手が真っ黒になったり、ボンネットに頭をぶつけたりと、お世話になっていたというより、むしろお世話をしていた事が多かったように感じる。
こいつの最長ドライブは徳山ダムだ(バッテリーが上がる前に)。山道でもパワーがあり、燃費は最悪だったが走りは最高だった。でもサスがフワフワで弱っていたけど・・
話はそれたが、陸運事務所に近づくにつれ、おのやんの緊張度は高まっていた。嫁さんも同じ様子だ。
「アミティを探せ!」おのやんは指令を出した。どこかに停まっている筈だ。
すぐに嫁さんが
「いた!いた~っ! 2台いる!!。あっ、○○○(希望ナンバー)だ!!」と叫んだ。
2台?
ほんとだ、アミティが2台停まっている! おっ、担当の宮○さんを発見!!
2台いる訳を聞くと、おのやん家と他の方の納車が偶然に一緒になったとのこと。おのやん家は大阪店での購入だが、もう一方の方は本社での購入のようだ。
ナンバーの地名を見ると、おのやん家と同一市内である。と、言う事は、この日に2台のアミティが少なくとも我が家が住む地域に納車されたことになる。
さりげなく、2台のツーショットで写真を撮る。
カギの説明を受ける。コンパクトキャブコンなのに、結構なカギの数だ。そして室内装備の説明を受ける。操作方法は聞く前から大体知っていたが、MAXファンだけは初めてなので、ファンが回った時は「おぉ~っ!!」と感動してしまった。
その後、アミティの室内で残金の支払い、保険の手続き、書類の授受を行う。
そして、室外に出て陸運事務所の建物内で、こっそりオプションの支払いを行う。
この「こっそりオプション」、それはランチョだ。どうしても付けたかった装備の一つであった。
そして、なんと納車直後の車の前で記念撮影だ!パネルにして送ってくれるという。逆光だったけど大丈夫かな?
この撮影を行う事は、ある方から情報をいただいていて、それなりの服装で臨んだつもりだ。イイ服なんて持っていないから、結局普段着だったけど。
ラルゴは車載車に乗せられて帰っていった・・ラルゴよ、ありがとう! イイ経験をさせてもらったよ。
そしておのやん家一同はアミティに乗って我が家に向かう。
走り出した瞬間、オートマにすればよかったかな?と少し後悔を感じる。
その後悔を振り払いながら車を進める。
前を見て運転しているだけでは、ロングハイルーフのハイエースと雰囲気は変わらない。キャブコンを運転している感じはあまり無い。
しかし、サイドミラーで後ろを見ると、車体のはみ出し幅が大きく、嫌でも幅広の車を運転していることを認識させられる。
併せて、道路外から伸びている木の枝に非常に神経を使う。ハイエースでも気を付けていたが、アミティでは今まで以上に気を付けねばならない。
それ以外は、平地と言うこともあって、意外にも快適な走りを見せた。
家に近づくにつれて、別の不安感が高まってきた。
駐車スペースに入るんだろうか?
我が家は、住宅街のなかの一本道を奥に進んで、その道の右側に敷地がある。
道路に面してかろうじて車2台分のスペースがあり、そのうち1台分にカーポートが設置されている。
ハイエース(ロングハイエース)時代は、一本道をバックで進入し、カーポートの無い側にバック進入で駐車できたが、アミティは幅がある。
敷地内に収まるだろうか。一番気がかりだったのが、カーポートとアミティ左側上部の接触である。
自力で敷地に納める事は、もはや不可能だ。と、言うわけで嫁さんの登場となる。
嫁さんにトランシーバーを持たせ、逐一状況を伝えてもらう事にした。
バックカメラ、ミラーを駆使しても、カーポートとアミティのボディがどれだけ接近しているのか把握出来ない。
そこで嫁さんにトランシーバーを持ってもらい、左右に走り回って確認してもらう事にしたのだ。
「まだいいよ~、ま・・・だいいよ~」
「いいよ~・・・・・・・・・・・いいよ~」
と、抽象すぎて、なかなかイライラする誘導だったが、なんとか敷地内に入った。
今日の1番目の喜びである。(2番目の喜びが納車と言っても過言ではない!)
入ったからには出られるだろう、これで一安心(だが、出るほうが大変であることが、この後気付く事になる)
しばらく近所の目が気になるが、通りから奥に入ったところの敷地が幸いして、普通に近所を通り抜けるだけではキャブコンの存在に気づかないと思うので、あんまり目立たなくていいかな?
と、色々あって(車庫入れに)非常に疲れた納車の一日でした。