そうだ!旅行行こう!

「と、以前J○東海がキャッチコピーとして使われていたようなフレーズを突然思いつき、人生に疲れていたおのやんは、旅に出ることとした、」

と言うと聞こえは良いのだが、本当は他の目的があったのだ。

12月ダイヤ改正で東北新幹線が八戸まで延伸される。これに伴い在来線特急「はつかり(盛岡〜青森・函館)」及び寝台特急「はくつる(上野〜青森)」が廃止されることになった。

「これらの列車を撮りたい!」という一途な思いがおのやんの口の動きを滑らかにし、口八丁で嫁さんから出発の許可を勝ち取ったのであった。

南の方角はどんより曇っている・・・

出発当日、天気はどんよりと雨が降りそうな雰囲気。傘を持って行こうかさんざん迷ったが、結局折り畳みを一本鞄に忍び込ませた。






見よ!この視点の高さを!(2階席最前列より撮影)

名古屋から東京までは、高速バス利用。
東名ハイウエイバスは同じ路線でも停車数によっていくつかの種類があり、おのやんの目指す便は、名古屋10時ちょうど発の一番停車駅が少ないタイプである。
停車駅が少ない便は一般に「超特急○○行き」と呼ばれるが、この10時発の便は「スーパー超特急○○行き」と呼ばれ、人気も高い(東京までは「超特急」より1時間ほど速い)。しかも車両は夜行便の車両を使うため、2階建て車両である(自由席)

おのやんは、2階席一番前の席を取るために、名古屋駅で弁当と飲み物を買い込み、乗り場に2時間前に並び始めた。以前1時間前に並んだ時、悔しくも先頭に座れなかった経験をしていたおのやんにとっては当然の時間である。


さすがに、2時間前に並ぶ酔狂はおらず(そりゃそうでしょ。2時間前に出発するバスに乗れば、スーパー超特急より早く東京に着くからねぇ)、悠々一番前に座ることができた。ちなみに席番は「1C」である。

昼行便は予約は出来ないが、夜行便(ドリームなごや)を利用する際は、「1C」を指定することをお勧めする。もし取れなかったときは「○C」というように「C」席が良いです。「A」「B」だと、トイレに行く際に互いに干渉しあって、安眠できません。「C」席なら完全独立しているから快適! 夜行バスは2−1の3列シートなのだ。

ルートは、名古屋駅を出て、いきなり名古屋高速に乗り、楠JCから東名阪〜名古屋IC〜東名というものだ。普通の東京行きは星ヶ丘とか経由するので、名古屋ICまで一般道を走る。さすがスーパー超特急だなぁと実感。




浜名湖サービスエリアに着く頃には土砂降りの雨になってしまった。折り畳みの傘などまるで役に立たず、東京に着く早々傘を買う羽目になる。

途中、いびきという騒音をまき散らしながら、東京に到着した!
7時間後の「はくつる」発車まで秋葉原あたりをうろつくこととする。