やっぱり遠くから見ているのが一番気楽・・かな?
 日本の頂点に立てなかった男 平成22年7月31日
7月31日
1時41分
新七合目に到着。

案内看板には山頂まで2.8キロ、180分とありますが、自分たちのスローペースでは絶対無理な時間です。
ま、別に競争しているわけではありませんからね。
次の目標は八合目・・ではなく「元祖七合目」
どんどん登っていきますが、道の角度、険しさもますます厳しくなっていきます。
少しスペースのあるところで、提案を受けました。
「寝ない?」
聞けば、日頃の激務による寝不足がかなり登山に影響を与えている様子。
疲れていた自分も、渡りに船とばかりに二つ返事で賛成。
ご来光もここで迎えることにして、早速重ね着をして横たわります。
寝ている横を大勢の人が山頂に向かって通り過ぎていきます。ヘッドライトがその度に目に入りますが、LEDのため結構眩しいです。
午前4時
ふと目が覚めると、雲が広がってきたらしく、月は見えなくなっていました。
しばらくすると太陽が昇ってきましたが、あいにくの雲天で、その姿をはっきり拝むことが出来ません。
せっかくなので、雲の隙間からの明かりを写真に撮ります。
雲の間から見える朝日(曇ってる・・)
明るくなり、足元がはっきり見え、道の傾きや岩の存在も分かるようになりました。
すると今までと比べて楽に登れるのです。こりゃイイネ。