はじめに
第1段階 9月7日 9月9日 9月10日の1 9月10日の2 11月11日 修了検定
緊急告知
第2段段階 11月30日の1 11月30日の2 11月30日の3 12月7日 12月21の1 12月21日の2 12月21日の3 

       1月11日の1 1月11日の2 1月11日の3 2月1日の1 2月1日の2 卒業検定

11月13日

修了試験(仮免)である。

う〜む、この日が来てしまったか・・緊張のためか、目覚ましをかけ忘れたのに、起きようと思っていた時間に目が覚めてしまった(危ない、危ない)

9時30分に自動車学校なのでそれに間に合うよう電車に乗る。朝食はパン2枚。

自動車学校に着き、カップコーヒーを飲む。実は、前回コーヒーを飲んだ時、運転が上手にできた(ような気がする)ので、一種の縁起担ぎだ。実は、今日の服装までも前回と同じである。ま、気持ちの問題というところか。

待合室に入る。集合時間締め切り10分前に、コース発表があり、「Aコース」となったようだ。と、言っても大型の場合は、もう片方の「Bコース」との違いがほとんどなく、どちらでも影響がない。この点、普通車の人はコースが複雑で苦労してそうな気がする。

やはりと言うか、大型車の受験者は少なく、今日は私一人であった。
私は運転免許に関しては最初に受験した方が良いようで、普通車も、中型二輪も、なぜか1番目に受験し、合格している。この点でも縁起を担ぐことが出来た。

試験前の視力検査(深視力は検査しない)を終え、集合場所に行く。試験官は大型車、普通車を兼任していて、大型車を先にやることになっているので、本当の意味での1番目に乗車することなってしまった。

「何か質問はありますか?」と言われたので、疑問に思っていたことを聞いてしまう。
「指定速度40キロのところで仮に先行車が詰まっていたらどうなるのですか?
回答は、当然のことだった。
「実際の道路と同様で、無理に出す必要はありません」。なるほど。

「よし、これは普通の教習だ」と思いこませて、車をスタートさせる。

最初に指定速度40キロである。先行車はいない。アクセルを踏み込む。「ぐお〜ん!」。いつもより多めに踏み込み、早々に40キロになった。早い段階で40キロに達したので、次に迫るカーブに備えて早めに減速することができた。やったね!

次は踏切である。停止線で一旦停止。ここでウインドーを開ける。いやらしい設定だなぁ、と感じた。普段は天気が良いときにはウインドーは開けっ放しなのだが、試験の時はわざわざ閉めている。踏切の安全確認「止まれ、見よ、聞け」を試験しているんだなぁと冷静に分析した。

次はクランクである。今まで練習してきた課題で唯一失敗していない項目だ(目安が簡単だからね)。難なくクリア。

次に左折してS字だ。右にカーブしながら出口に向かうのだが、ハンドルを戻すのが早すぎると、左前輪が縁石に乗り上げてしまう。今まで結構失敗が多い。慎重にクリア。

そして坂道発進。ここで今まで体験しない事態が起こった坂道が教習車で渋滞なのだ。「第二車線に入って」と言われ進入。普通車の教習車と坂道で並んでしまった。なんかヤバイ。発進のタイミングが分からん!
坂道に入った順番に発進するのなら普通車が先なのだが、こいつ、異常にトロイ! ピタリとも動かない。普通なら先に出発してしまうところなのだが、ここは自動車学校。どうしよう?と思っていたところ隣がようやく動いた。こちらも動いてしまった。坂道を2台が併走している。いいのかなぁ?と、思ったら、隣が坂道を下りかけたところで止まってしまった!おぃおぃ勘弁してよぉ。こちらも坂道を上りかけてストップ。まだ上りなので、2回坂道発進の手順をする羽目になってしまった。やばいなぁ。

どきどきしながら、残りのコースを走り終え、出発地点に帰還。そして試験官の講評。

「ほとんどの左折が・・・」  えっ、何? 

「一度、右に膨らんでから左にハンドルを切っている」 

え〜っ!! 今まで一度も言われたことが無い指摘で焦ってしまう。ハンドルのふらつきは言われたことはあったけど、無意識に右に膨らんでいたのか?? 。だめかぁ〜〜〜。。。と、思っていたところ、このような試験官の表現があった。

「これから路上に行くんだけど、、、そのうち路上に行くと思うけど、右に膨らむと接触するぞ」

ピンときた。

「これから路上」←この表現に、次から路上教習=仮免合格という図式を頭の中で描いた。わざわざ「そのうち路上」と言い直したのは、まだ仮免合格発表前だから表現を変えたに違いない。と、自分に都合の良い解釈をしていた。

「発表までお待ちください、お疲れさまでした」と言われ、降車する。ちゃんと後方確認をしてからだ。
試験官の視線を感じていた。まだ試験は続いている。その証拠に、安全を確認し、ドアを開けた瞬間に「はい、お疲れさん」と言われたからだ。これで本当に試験が終わったことになる。

普通車の受験者は試験が長いらしく、待合室で独り寂しく発表を待つことになる。30分ぐらい待っただろうか、担当の方が部屋に入ってきた。

「今日は、試験をお疲れさまでした。結果ですが・・・・・」

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